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250万キロ走行出来る車! ロールスロイスのEV 「スペクター」

ロールスロイス スペクター 

 

ロールスロイスが最新のEV「スペクター」の予約を開始したそうです。驚いたのは、EV化でもなく、4800万円からでもなく、250万キロ走行を前提として開発されたことです。

ロールスロイス社のHPには「ロールス・ロイス・モーター・カーズの全電動スーパークーペ・スペクターは、400 年以上の使用をシミュレートする 250 万キロメートルのテスト プログラムという歴史的かつユニークな事業を完了しました。」と記載があり、確かに2021年からテスト中との情報があり、ついにやり遂げたんだと思いました。

少し解説すると、「250万キロは平均的なロールスロイスの400年分の走行距離」だそうで、ちなみに2023年から400年前はちょうど徳川家光公が三代将軍に就任した年です。もし家光公がスペクターを購入していたらご子孫がまだ葵の御紋付きで同じ車に乗ってることになります!(ナンバープレートが江戸幕府発行のままかどうかはわかりませんが…)

日本では乗用車で15万キロ程度、大型トラックでも70万キロという中で、これまで250万キロ走行を前提とした乗用開発はされていないと思います。もちろんEV車なのである意味エンジンよりウェートが高く、環境負荷も大きい電池が多分15年か20年毎くらいに交換が必要と思いますが、ここまで乗れると打ち出す姿勢がすごいです。

エンジン車でも15年毎にエンジンを載せかえれば同じと言わそうですが、逆にメーカーが400年後まで15年毎に交換できるようエンジンを用意しますとはなっていません。

最後に現在のエンジンはとても優れています。100年以上にわたる技術の積み重ねの結晶です。きちんと整備をして必要な部品を交換しながら長く大切に乗ることがとても大切ではと思います。

 

 

おまけ スペクターで気になる点は、EV車でも変速機(減速機)という歯車の組み合わせがついていることが多く、その耐久性が最近のオイルの開発動向や相談を見る限りまだ完全に技術が固まってないような気がします。あくまでもオイル面から見た私見です。  

 

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