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2026年6月12日 エンジンオイル 需給ひっ迫の現状と今後の見通し

今回のブログは2026年6月12日時点で私が把握している情報に基づく個人的見解です。その点をご理解の上お読みください!

 

先に簡単に結論を書くとこうなります。

  • オイル製造量は前年以上ですが、発注が数倍まで急増しています
  • そのため油種や地域によりオイル不足が発生しています
  • ただ最悪の状況からは回復に向かっているのではと思われます

以下詳しく書いていきます。

 

全体の状況 

オイルの供給はまだまだ厳しい状況が続いています。ニュースにもなりましたが一部ディーラーや量販店でオイル交換が出来なくなっています。これだけを見るとひどい状況ですが、実際は全体としては前年以上で油種や地域にかたよりはありますが、前年並みの出荷は確保されています。これは統計からもわかります。また6月から石油元売りさんからのオイル出荷量も増えてきているようです。個人的には最悪の状況から改善に向かうのではと予想しています。(ちなみに弊社への問い合わせも少し落ち着き。深夜までの残業がなくなりました(^^; )

 

DH-2について

特に不足がひどいDH-2ですが、最近中国製オイルがかなり輸入されているような感じです。DH-2に使用できるということですが規格に合格していないもので個人的には性能にかなり不安があります。DH-2は日本だけの規格のため海外オイルでこの規格に合格しているものは少ないので注意が必要です。特にDPFへの影響や清浄性の不足でトラブルが起きる不安があります。

 

ベースオイルの状況

ベースオイルはかなりタイトです。オイル製造会社は、前年の100%までに購入制限されていますが、実際にはそれ以下の入荷しかないことも多いようです。

グループⅢは中東の製油所3か所が攻撃などにより停止中で世界製造量の20%程度が減少しているようです。グループⅠは国産ですがこちらも厳しいようで、こちらは国内の製油所の定期修理が重なっていることも要因ではと思われます。ちなみに2026年5月は5か所、6月は4か所の製油所が定修中で、国内製造量の20%程度製造が減少しています。(特にブライトが厳しいようです)

 

オイル価格の動向

残念ながら、年内はオイル価格が上がり続けます。一番の要因はベースオイルの高騰で、この半年間で1.5~2倍まで上がりました。10月以降もさらに大きな価格改定が予想されています。添加剤はここまでではありませんが毎月のように上がっています。これ以外に容器代、輸送コストなど上がるものばかりです。(私の人件費は上がっていませんが…)

もしオイル価格が下がるとすれば2027年以降になります。(一部には年内から下がるという予想をされている方もおられます)

 

 最後に

市場は混乱していますが、国内メーカーは安定供給に向けて最大限努力しています。必要な数量を適切にご注文いただければ、順次お届けできる体制は維持されています。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。ガソリンや軽油が問題なくどこでも買えるということはオイルも充分あるということです。

 

おまけ

余談ですが貝のマークの世界企業のオイルが一番苦しいかなと思います。主力の中東のGTL(グループⅢ)工場が停止中でもし紛争が終わっても2年程度回復にかかると予想されます。ちなみにこのGTL工場は数年前火災で停止しておりその際も代替えにグループⅢ+(プラス)を大量に購入したため世界的にグループⅢ+が不足になり弊社のベースオイル購入価格が急騰したという苦い思い出があります。(・・;)   まだまだ裏話がありますが今日はここまでです

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