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2026年8月以降のオイル価格と供給の見通し グループⅢの日本と世界の供給状況!

今回のブログは2026年8月1日時点で私が把握している情報に基づく個人的見解です。

先に結論から書きますと、グループⅢベースオイルを使用したオイルは夏から冬にかけて、価格が大幅にあがり、量も現在よりタイトぎみになります。これに対して鉱物油は価格もわりと安定しそうです。(ベースオイルの種類についてはオイルマニアブログ 2025年5月2日にベースオイルの種類などを参照してください)

 

グループⅢの動向(日本・北米・欧州)

ホルムズ海峡の封鎖と中東製油所への攻撃が重なり、世界的な供給不足が起きています。グループIIIは、世界の供給量の35%程度が停止し、特にShellの GTL(グループⅢ)は設備損傷が発生していて、需給のバランスが大きく崩れています。

日本やアジアではあまり中東のグループⅢを使用していませんが、北米・欧州など国際的に不足kがひどく、取り合いとなっています。これまで基本的には各製油会社に前年100%の割り当てがありましたが、8月からは元売を含め100%以下の供給となる可能性があります。より厳しくなりつつあります。

北米はさらに深刻で、中東産のグループIIIが米国市場で大きなシェアをもっていて、供給障害の影響が大きく出ています。さらにGMがDexosライセンスの特例(ILMA)を認めないため、グループⅢベースオイルの需要が高く、よりタイトになっています。

欧州は中東への依存度が高いうえに、製油所がベースオイルより軽油などの燃料油生産を優先しているため、よりベースオイルのタイト感が強くなっています。(意外ですが軽油とベースオイルは逆比例の関係です)

正常化するには中東の紛争が終了したあとも、設備の修繕などで最低1年~2年程度の時間が必要です。なお現在世界各国でグループⅢの製造を増やすため設備の新設や能力向上がすすんでいて1~2年度で成果が出そうです。

 

オイル価格動向

現在、グループⅢは国際市場で、各国が奪いあいの状態で国際取引価格(ISIS)はさらに高騰を続けています。国内のグループⅢ価格は7月から12月までに今年1月の300%まで高騰する予想です!これに対して鉱物油ベースオイルは価格がやや落ち着きつつあり、今後グループⅢを使用した高級オイルと、鉱物油で製造した一般オイルの価格差が開きそうです。

 

オイルの供給状況について

全体的には製造・出荷は前年並みに製造・出荷されています。

DH-2  これまでの不足感がややましになっています。6月以降石油元売りの出荷が増えており、7月はより出荷が増えている感じです。

DL-1 割と不足感がありますが、ACEA C3規格とほぼ互換性があり、そちらも使用されているようです。

グループⅢオイル 高級エンジンオイルは今後価格が高騰するだけでなく、やや不足する可能性があります。ただ鉱物油で代用できるのであまり心配はいらないと思います。

 

その他の動き

日産の動き

日産はアフターサービス用のオイルのかなりの部分を中国製のシノペック社オイルに切り替えました。赤と白色のドラム缶や赤いポリ容器で流通が始まっています。なお従来から輸入されていたシノペックオイルはシンガポール製でしたが、日産のは中国製です。(中国は世界的に見て影響がすくないようです)

 

おまけ 中東で停止中のグループⅢ製油所

①シェルGTL 生産量 1020KT/年 3/9ミサイル攻撃により停止 ②ADNOC 430KT/年 3/10ドローン攻撃により停止 ③BAPCO 310KT/年 3/9ドローンとミサイル攻撃によりフォースマジュールを宣言

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