OIL MANIA BLOG. オイルマニアブログ

  1. HOME
  2. オイルマニアブログ
  3. 自動車オイル
  4. ACEA
  5. PORSCHE・A40規格について その性能とACEA・A3/B4との比較も

PORSCHE・A40規格について その性能とACEA・A3/B4との比較も

今回はポルシェのA40規格についてですが、ACEA・A3/B4規格との比較も書きます。実はこの2つの規格はとても性能が似ている規格です。

ポルシェA40規格はポルシェ水平対向エンジン用の優れた規格で、高温高負荷がかかる厳しい条件でも使用できるように開発されているオイルです。

規格としては下記のこのようになります。

この2つの規格はほぼ同じ規格ということがわかります。どちらもSA(硫酸灰分)・P(リン分)・S(硫黄分)が、SP規格やACEA C3規格と比較して多めに配合された、耐摩耗性能が非常に強いオイルです。ある意味「古き良き時代のオイル」と言えるオイルです。

A40がA3/B4と異なる点はTEOST・T-12という高温デポジットテスト(汚れの堆積)がされている点でここは優れています。逆にA3/B4(特にA3/B4 SP)では、LSPI防止性能やタイミングチェーン摩耗対策、ターボデポジット(汚れの堆積防止)性能がテストされているため、性能的には互角ではと思います。あえて私見ではなすとACEA A3/B4規格は2023年に改訂されてるので現代のさまざまな要請にマッチするようにリニューアルされた性能です。基本的に粘度があえばA40指定にはACEA A3/B4 が使用できます。

 

おまけ

ACEA規格は数年おきに改訂されています。最新はACEA 2023年規格です。またACEA A3/B4には①API規格がつかないもの②SNなど旧規格 ③SPがつくもの があり弊社のオイルは、ACEA A3/B4(2023)SP規格ですが、同じA3/B4でも制定年やSPかSNで性能がすこし異なります。このブログでは自社オイルを基準に書いています

 

マニアックなおまけ

TEOST・T12テストは水平対向エンジンに特有な、ピストン上部が高温で、かつオイル戻りが遅いことで起きる、高温デポジットと呼ばれるスラッジやカーボンなどを防止する性能です。ちなみにターボデポジットテストとの違いは、どの部品をより守るかという目的が異なり、TEOST・T12ではピストンリングやピストン上部などの保護を優先し、ターボデポジットテストでは名前のとおり、ターボ装置保護を優先します。それぞれ計測油温がことなりTEOST・T12では油温が116℃で、ターボデポジットではより高温の260~280℃でテストをします。

 

関連記事