OIL MANIA BLOG. オイルマニアブログ

  1. HOME
  2. オイルマニアブログ
  3. 自動車オイル
  4. その他自動車用オイル
  5. 2026年4月22日 中東情勢によるオイル供給不足と価格高騰について 5月見通し

2026年4月22日 中東情勢によるオイル供給不足と価格高騰について 5月見通し

2026年4月22日現在の私の個人的な見解です。私の知る範囲での情報をもとに書いているため、不正確な点がある可能性があります。その点をご理解の上お読みください!

 

全体の状況
現在、オイルを取り巻く環境はこれまでに経験のないほど深刻です。 世界の原油生産量の約30%が停止しており、これは日本のコメ生産が30%減少するのと同じレベルの衝撃と言えます。供給ショックの規模が非常に大きく、あらゆる分野に影響が及んでいます。

 

価格の動向
オイル価格は先行きが全く見通せない状況です。どの製造会社も価格予測を正確に出せない状況です。その理由は 原材料価格の異常な高騰と変動の激しさ にあります。例えば先週問い合わせた価格が翌週にはさらに上がっているとか、5月の納品価格がまだ未定とか、納品済みのものが遡って価格改定されることすらあります。

そのため、弊社としてもお客様に早めに価格提示ができず、急な値上げとなりご迷惑をおかけしております。(※他社も同様の状況です)一方で、現時点の予想では 価格のピークは夏〜秋頃 に来て、冬には多少落ち着く可能性もあります。 これは、最初の衝撃で暴騰した原油価格が「高いなりに」安定しつつあるためです。(やや楽観的な見方かもしれませんが… )

 

製造と流通の状況
5月も厳しい状況になります。前年のオイル製造量の100%製造がぎりぎりという感じです。いろいろな原材料に出荷制限と納期遅れで出ている影響で、製造できないオイルがでたり、容器がなくて出荷できないものがあったりします。ベースオイル、添加剤、容器の1つが欠けるか遅れるとそこで止まります。いろいろやりくりをしながらの状況が続いています。(特にポリ容器が厳しい状況です)厳しい状況ですが前年100%程度は製造できているという点はご理解ください。多めの発注でなく、必要なオイルのみお願いします。

 

最後に 

政府からの要請もあり、石油元売り各社のオイルは5月からある程度市場に出回る見込みです。これで全てが解決するわけではありませんが、元売りの出荷が正常化しない限り、他の製油会社の混乱は続きます。

例えるなら「ぞう」と「あり」の関係で、大きな元売り(ぞう)が正常化しないと、小さな製油会社(あり)は支えきれないという構造です。

また、元売りの出荷停止の背景には、自動車メーカーからの過剰発注があるのではないかと個人的に推測しています。(あくまで私見・妄想レベルです) 自動車メーカーを含め、関係各社が冷静に必要量の発注を行うことが、市場の安定につながると考えています。

 

おまけ

最後に少し明るいニュースです。現在の混乱の中でSQ規格が忘れられています。SP規格の高性能版です。この混乱でSQ規格の発売どころでないですが、弊社のSP規格はすべてSQ規格に合格しています。他社のSP規格も中身はかなりの部分が切り替わっているのではと推測します(本来なら4月には出ていたはずですので)最後に少しですが明るいニュースでした。

関連記事