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日本製・国産オイルとは? 性能表記も…  辛口な私見

 

結論から書きます!「日本製オイル・国産オイル」の定義は「日本国内で熱を加えて攪拌(かくはん)し製造したオイル」と私は考えます。

私見ですが、国内製造とは、原材料は海外製でも、国内の製油所でベールオイルと添加剤を加熱して、混ぜて攪拌して製造したオイルと考えます。現在国産オイルの定義はないため、公的機関で国産オイルの定義がされることを希望します。その上で「日本製オイル」の共通な表記が出来ればと思います。

逆に、中国や韓国・インドネシア・シンガポールなど海外製のオイルを日本に輸入し、ドラム缶のラベルを貼り変えたり、ペール缶や4L缶に詰めかえたりしたものは国産オイルではないと思います。容器だけ変わっていて中身はそのままだからです。たとえば輸入米の包装だけをかえて、国産米として売るようなことだからです!

 

なお海外製オイル性能が悪いと言うことではありません。海外製でも国産でも性能が良いオイルもそれなり…のオイルもあります。そのためさらに私見を書くとオイルには最低でも ①100℃動粘度 ②40℃動粘度 ③粘度指数 の情報公開が必要と思います。これらはオイルの基本の基本の性能で、これが非公開のオイルは私なら使用しません。同じブランドでも、中身がその時により入れ替わるから公開出来ない可能性があるからです。(これ以上は書くとこの業界から追い出されそうなのでこれくらいで…ただこれは純正オイルでも同じです)

理想を言えばさらに ④HTHS粘度 ⑤ベースオイルの種類 まで公開されればより性能がわかります。意外なベースオイルで製造されていることがあるからです。(ここもこれ以上は…)

 

オイルは同じ規格同じ粘度でも性能が大きく異なります。性能の差は目で見てわからりません!だからこそオイル情報の公開が大切と考えます!オイルに自信があればより多くの情報を公開できると思います!

 

おまけ

たまにお客様から「この価格で性能は大丈夫ですかと?」言われます。ちょっと複雑な気持ちになります(^^;)  オイルにはある意味2つの価格のつけ方があり、弊社は「製造原価+利益(これは大切!)」ですが、「希望小売価格」という性能と関係ない価格のつけ方もあります。あと有名ブランドオイルにはブランド料がプラスされています。有名ブランドを維持するには多額の費用がかかるからです。ここはロレックスも同じで、ロレックスの時計より正確な時計はいくらでもあります…。^^;

 

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