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ACEA A3/B3とA3/B4の違い  A3/B3廃止後は何を使用?

ACEA A3/B3とA3/B4の違い

 

ACEA2021(2021年制定)では従来あった「A3/B3」が廃止となりました。これまで「A3/B3」を使用していたエンジンには何を使用すればいいのでしょうか?またそもそも「A3/B3」と「A3/B4」は何が違うのでしょうか? 

「A」はガソリン車に対する規格で「B」はディーゼル用規格です。2つの規格の違いは「B3」か「B4」かです。実は「B3」は副燃焼室付き ディーゼルエンジン (pre-chamber diesel engine)向け、「B4」は直噴ディーゼルエンジン向けです。ここで「あれっ」と思ったあなたはすごいです。

実はこの規格が制定された2004年当時「副燃焼室」「直噴」どちらが主流になるか不明で両方の規格が出来ました。現在はご存知のように「直噴」が主流のため「B3=副燃焼室付き」規格が不要となり廃止されました。

なお一部で「A3/B4」が「A3/B3」の高級版と理解されていますがこれは間違いです。

結論

「A3/B3」指定車は「A3/B4」を使用して下さい。念のため「A5/B5」「A7/B7」はHTHS粘度が低いので使用出来ません。

 

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