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黒いオイルは良いオイル?悪いオイル? 昔の常識は通じない

左端が「グループⅠ」ベールオイル(鉱物油)

 

オイルをぱっと見てわかるのは「色」「振ったときの粘度」「におい」です。オイルジョッキにそそぐと良くわかります。意外と多くの方がこれを気にして見ています。

黒いオイルを見て「悪いオイル」と言われる方が今でもたまにおられます。確かに鉱物油の時代はある程度そうでした。理由はベースオイルの精製度合いが進むにつれて色が薄くなるからです。鉱物油のベールオイル「グループⅠ」はかなり濃い褐色です。余談ですが同じ「グループⅠ」でも精製所により色が異なります。超マニアなら「N(地名)」の鉱物油は性能が…「M(地名)」の鉱物油はきれい…と製油所がある地名で話をするくらいです。黒いベースオイルは精製が低く性能が良くない場合が多かったです。

しかし現在は無色透明のベースオイルであるグループⅢ(VHVI)が主流のため添加剤の色と量でオイルの色は決まります。(たまに着色料を使用して色を変えているオイルもありますが…)有機チタンなど無色透明の添加剤もありますが基本的には添加剤を多く配合するとオイルの色が濃くなる場合が多いです。

昔の常識と今はことなります。オイルの色で性能は判断できません。

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