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ミカドの名前の由来

 

有栖川宮威仁親王殿下

 

大正時代の初めにミカド製油の設立準備をしていた米沢徳次郎(ミカド製油創業者・第五十六銀行、後の神戸銀行・三井住友銀行の創業家の1つ)はそのころ神戸にあった有栖川宮舞子別邸(現在の舞子ヴィラ)で静養をしていた有栖川宮威仁親王をおたずねして新しく製油会社を作ることを報告したところ社名に皇室の別称である「ミカド」を使うようにというお言葉を頂き、「ミカド製油」と名付けました。これがミカドの名前の由来です。

ちなみに大正5年から昭和16年まではミカド製油は名前の通り、海外からボルネオ産原油などを輸入し灯油、重油など燃料や機械油などの製品を作る会社でした。昭和16年に国の要請でミカド製油、青木石油、松岡石油の3社が製油部門を統合して現在の石油元売り会社、太陽石油(株)を創立したため、その後は形を変えて高級潤滑油製造会社として製造販売を続けることになりました。

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