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エンジン摩耗について その7 コールドスタート(冷間始動時)

超超コールドスタート ドアが開くかが問題!

 

エンジン摩耗が一番起きるのは冷間始動時です。コールドスタートとはエンジンが常温に冷えている状態で始動することで、冬だけでなく年中起きます。コールドスタート時摩耗が大きくなる主な原因は下記のようになります。

①ピストンは100℃で真円形になるよう作られているため冷間時は上から見てわずかに楕円形で、かつ上部が狭く、下部(スカート部)が広くなっています。このため冷間時はシリンダーやピストン摩耗が増えます。

②冷間時はピストンリングも冷えて密着していないので隙間から有害な酸性物質やスラッジ、湿気などが大量にオイルに入り込み化学的な腐食摩耗をおこします。(走行距離に関係なく一定期間でオイル交換が必要な理由です)

③始動時には燃料が濃いいため燃料がシリンダー壁のオイル分を洗い流すため潤滑がわるくなります。

④始動時にオイルポンプがオイルパンからオイルを吸い上げて各部にいきわたるまで数秒から十数秒かかりその間オイル不足となります。

 

コールドスタート時のエンジン摩耗を完全に防ぐことは出来ませんが、シリンダーに溝(プラトーホーニング)を刻むことでオイルだまりを作り潤滑を助けるとか、以前のチョークに比べ電子制御では始動時の燃料が過剰に噴射されないなどいろいろな対策がされています。

オイル面からは極性が有効です。エステルやアルキルナフタレンなど極性があるベースオイルは金属面に薄い被膜を作るので摩耗をある程度防ぎます。

またモリブデンやチタンのような金属面に被膜を作るものや、フラーレン構造のように極微小のため隙間にとどまる添加剤も有効です。ただモリブデンやチタンとエステルは相性が悪いので、適切な添加量を見極める技術が必要です。

 

CMタイム 弊社のSP規格オイルは少量ですがエステルやモリブデンが適量配合されています。

 

 

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