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エンジン摩耗について その5 摩耗が大幅減!A3/B4オイルの実力

「エンジン保護」優先オイルはACEA A3/B4 SP規格です!ますはその実力を見て下さい!

前回のブログの表を見やすくしました。

 

左端のリミット(赤色)がSP規格オイルの最低限の性能で、低性能なSP規格オイルはこの赤色レベルの摩耗をします。

右端(緑色)がACEA A3/B4です。この性能は弊社T-BLENDオイルでの比較(いわゆる自社比)ですが他社のオイルでもA3/B4は磨耗が少ないオイルとなります。その理由はA3/B4はエンジン保護に必要なSAPSと呼ばれるSA(硫酸灰分)、P(リン分)、S(硫黄分)がSP規格やACEA C3規格より多めに配合され、オイル業界ではHi-SAPS(ハイサップス)と呼ばれる「古き良き時代」のオイルだからです。

ではなぜ今のSP規格オイルは耐摩耗性能が落ちているのでしょうか?理由は2つあり、1つは省燃費性能向上のため低粘度化が進んだことで、もう1つは排ガス対策のため微粒子を除去するDPFやGPFというフィルターが詰まるのを防ぐためSA(硫酸灰分)量を減らしてるからです。そのためA3/B4はDPF・GPF装着車には使用が出来ません。

個人的には排ガスフィルターを守るためエンジンが摩耗していく、または燃費を伸ばすためエンジンの寿命が短くなるというのはすこし疑問です。もちろん環境対策や省燃費性能は大切なことですが、多くの資源とエネルギーを使い製造した車を長く乗るのも大切な資源保護ではないかと思います。

 

最後にまとめると①エンジンの摩耗を減らすにはACEA A3/B4規格が最適 ②ただDPFやGPF装着車には使用出来ないのですべての車に使用出来るわけではない となります。

 

おまけ SP規格よりACEA C3 SP規格の方が摩耗が少ないのはC3規格の方が添加剤の使用量が多いからです。ACEAオイルは欧州車向けのエンジン保護優先オイルですが「C3 SP」や「A3/B4 SP」は国産車向けの高性能SPオイルとして使用出来ます。

 

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