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粘度の違うオイルを混ぜると…

粘度が異なるオイルを混ぜても大丈夫でしょうか?

答えは①同じ種類(鉱物油・合成油など)のベースオイルで、②同じ添加剤(DIパッケージ)なら問題ありません。例えば弊社のSP規格同士やACEA規格同士は粘度が異なってもベースオイルも添加剤も同じですので全く問題ありません。混ぜると2つのオイルの粘度の中間より少し低めの粘度になります。例えば100℃粘度が「20」と「10」のオイルを50%:50%で混ぜると、中間の「15」ではなく「約14」という粘度になります。

 

ベースオイルが異なる場合、例えば鉱物油と合成油を混ぜると悪い鉱物油の性能に引っ張られます。使えますが性能的には悪くなります。

 

添加剤(DIパッケージ)が異なる場合、これも性能的には悪い方に近い性能になりますのであまりお勧めできません。問題は一般の方にはどの種類の添加剤を使用しているか分からないため、オイルメーカーに問合せが必要です。

 

おまけ 

2つのオイルを混ぜる理由としてはより高粘度にしたり、中間粘度が欲しい場合が多いと思いますが、両方のオイル粘度がわからないと必要な粘度は作れません。例えば0W20なら100℃粘度が6.9~9.3、5W30なら9.3~12.5まであります。柔らかい0W20と5W30を同量混ぜると100℃粘度は8程度ですが、硬め同士なら約10.8になり全く粘度が異なります!

 

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