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アルキルナフタレン ANについて その1 ANとは?

アルキルナフタレンは非常に安定した構造

最初に私見ですがアルキルナフタレン(以下ANと記載)は「ベースオイル」と考えるより「添加剤」と考えた方がより正確と思いますので、ブログのカテゴリー分けでもベースオイルでなく添加剤にいれさせて頂きます。

オイルマニアが気になるアルキルナフタレン(以下ANと記載)ですがANの正しい使用方法や効用を知っている人は意外と少ないです。資料が少ないためマニアの間で間違った資料やデータを見て誤解されている部分もあるように思います。この点もどう違うのか順番に書いていきます。以下はANを10年以上エンジンオイルに使用している弊社の知見です。


ANはグループⅤ(ファイブ)ベースオイルに分類されます。しかしANをベースオイルとして使用するには粘度指数があまりにも低く大量に使用するとかえってオイル全体の性能を落としてしまいます。そのため弊社では添加剤的な使用をしています。(ANを工業用に使用する場合は別)そのためブログでは添加剤として書かせて頂きます。


ANはナフタレンとオレフィンを原料に製造され六角形のベンゼン環が1つの辺を共有してメガネのような形のナフタレン環となり非常に安定性した構造を持ちます。構造が安定してため熱分解安定性・酸化安定性に優れ、加水分解を起こしません。またANは適度な極性を持ちます。そのため潤滑性能をあげ、溶解性に優れています。オイルシールに対しては少し膨脹させる傾向ですがエステルほどではありません。

簡単にまとめると①熱安定性②酸化安定性③相溶性④潤滑性を向上、かつ他の添加剤の効き目を邪魔しないのがANです。オイル性能の向上に非常に効果があります。


次回からより詳しく説明していきます。お楽しみに!

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