ミッションオイル(ギヤオイル)の問題点 その4 シフトが入りづらいなどの対策は?
ミッションが入りづらい、入らない、異音などの対策はできるでしょうか? 本来、これらの原因はミッションの構造の問題です。油温が上がりすぎて性能不足となり起きます。まあ走りがハードすぎるという点もありますが…。ではどのような対策が出来るでしょうか? 方法は2つあると思います。
ミッションオイルの粘度を上げる方法
より高粘度オイルを使用すれば油温が上がってもある程度粘度を保つことができます。近年省燃費化のためギヤオイルも低粘度化していてこれも油膜切れの原因の1つです。エンジンオイルで言えば0W20指定車に5W30を入れる感じです。ただ、適切な粘度のギヤオイルがあるかが問題です。
添加剤を使用する方法
これがいちばん現実的です。ただ使える添加剤はあまりありません。
- モリブデン 使えるのはモリブデンの中でもMoDTPのみで他は効果が少なめです。もちろんMoDTPにも種類がありますがここからは企業秘密です_(._.)_
- 多層フラーレン二硫化タングステン(T-BOOST GERA) これを書くと、「ほらやっぱり宣伝だ!」とつっこまれそうですが金属面と化合することなく優れた極圧性能があるため効きます。
使えないのは硫黄系添加剤です。もともとギヤオイルには大量に入っていますが、これを増量すると金属面を溶かしすぎるので使えません。また高温下では硫黄系添加剤の反応がより激しくなり危険です。
これ以外にベースオイルにエステルやPAOを使用すると高温にも強く効果は出ますが製造時に使用が必要なため個人では対応できないと思います。
最後に
現在販売されているミッション車はほぼスポーツカーです。走行がハードになりがちな上に、省燃費のためにミッション自体が小型しています。ギヤオイル容量も減少した上にギヤオイルの粘度も低粘度化しています。このような状況で根本的な解決はなかなか難しい状況です。

