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2024年後半の展望 オイルの供給と価格

個人的な2024年後半のオイル業界の展望です

 

ベースオイル

ベースオイルは供給面では戦争など特別な要因がない限り問題がなさそうです。ただ価格は為替の影響が引き続き出ているため2024年3Q(7月~9月価格)は値上がりしており4Q(10月~12月)も今の情報では値上がりは避けられない感じです。

 

添加剤(オイル製造に使用するDIパッケージなど)

添加剤は供給の問題はありませんが原材料価格の高騰と為替の影響で秋から冬にかけて、添加剤主要4社で上げ幅や時期が多少異なりますが間違いなく上がります。

 

価格の動向 

秋から冬にかけてベースオイルや添加剤の値上げは確実でこれにドラム缶やペール缶などの容器代の改定もあります。さらに電気代を含む製造コストや輸送コストが上がっており、時期や幅はそれぞれの会社でことなりますが順次あがっていくものと予想します。すこし話がずれますが海外からの輸入オイルはここ数年で売値が2倍以上になっている感じですが今後もさらに上がることが予想されます。

 

 結論的としては供給面での不安は突発的な事件がないかぎり大丈夫ですが価格は上昇傾向となります。

 

おまけ

最近中国からのオイルの輸入が増えており某大手総合商社が輸入したものや、別ルートもあるようです。中国はオイル製造会社が多く、会社により品質にばらつきが多い感じです。添加剤のところで「主要4社」と書きましたがこれ以外に中国やインドで大量に製造しておりこれが使用されています。ただ自動車用エンジンオイルについては技術的に10年遅れと聞いています。

なお世界的な主要添加剤会社4社の頭文字は ① L社 ②  I社 ③ A社 ④ O社 で、これがわかる方は相当のオイルマニアです!

 

 

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