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2022年9月 オイルの値上げはどこまで続くか? 供給は?

オイルの値上がりが止まりません! 10月以降も多くの会社でオイルの大幅な価格改定が予想されます。2022年9月1日現在の厳しい状況をお伝えします。

ベースオイルは3ヶ月毎に価格改定があり次回は10月です。ベースオイルには鉱物油と合成油(グループⅢ VHVI)がありますが、どちらも大幅に上がります。特に鉱物油ベースオイルは25-35円/L程度値上げ予定で厳しい状況です。

添加剤も価格高騰が続いています。添加剤メーカーにより時期と改定額がことなりますが10月前後に20-35%程度大幅な価格改定がありそうです。今年だけで数回程度値上がりしています。

計算して見ると1年前に比べてベースオイルが約1.5~1.6倍、添加剤価格は1.5~1.7倍程度値上がりしています。ちなみに原油CIF(原油価格+為替+関税)は2021年7月の49.9(円建て)に対し1年後の2022年7月は99.7で約2倍です。(私の給与は前年対比1倍で安定しています…汗)

次に供給面ですが長らく不足していたギアオイルは徐々に回復に向かっているようです。アメリカでのギアオイル用パッケージ添加剤の製造が回復して、順次船便で到着していて石油元売り各社のギアオイル製造量も回復してきている感じですがバックオーダーが大きいため年末か年始まで出荷制限が続きそうです。ただ75W90はパッケージ添加剤の種類が異なるため回復が遅れます。

エンジンオイルの供給ですが北米ではかなり厳しい状況です。北米ではもともとエンジンオイル用DIパッケージ添加剤が不足気味で取り合いをしていましたが、さらに7月末に起きたアメリカ・イリノイ州の大洪水で某世界的添加剤メーカーの主力工場が被害を受けて出荷が停止しさらに混乱しています。日本に大きな影響が出るかどうかはまだ不明ですが影響があるとすれば年末位になると思います。石油元売りの1社に特に影響が出る可能性があります。これ以上は書けませんのであとは想像して下さい。_(._.)_ これがわかる方はもうマニアでなく石油業界の一員です!

 

おまけ 

オイルの値上げが続き高くなったと感じておられる方が多いと思いますが世界的に見て日本のオイルは最安値に近い状況です。欧米だけでなくアジアの中でも安くなってきています。ベースオイルや添加剤は、世界的商品のため現在のような品不足の状況下では今後海外価格まで上げてこられる可能性が高いです。世界企業から見ると安い日本に売るより高い欧米などに販売した方が利益が出るからで、価格をとるか供給安定を取るかの判断となりそうです!

 

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