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2022年初夏 大幅値上が続く理由

いろいろなものが値上がりしています。オイルもその例外ではありません。オイルについて2022年5月時点での状況書きます。

大手石油元売り各社は2022年1~5月の価格改定でA社が43.2円~58.2円/L、B社が50円~67円/L、C社が47円~52円/LのUPしています。簡単にいえば今年の1月~5月で1ドラム1万円程度値上がりしています。

値上げ額に差があるのは使用するベースオイルの違いで、特にグループⅢを使用したオイルの値上がりが大きいです。これには理由がありグループⅢを大量に製造出来るのは世界に2社しかなく元売りも弊社等もほぼこの2社から購入しています。この2社が「値を上げる」とみんなが「音を上げます」(^^;) グループⅠ(鉱物油)は国内の製油所で精製出来るため値上がり幅がすこしましです。(この点からも国内に製油所が必要なことがわかります)元売りを例にあげましたが弊社を含めて国内の製油会社はどこも製造コスト上昇に悩んでいます。

5月までも厳しいですがさらに6月も7月も原材料の大幅な値上げが予想されています。ベースオイルは「原油高+為替変動」だけでも大幅な値上げです。さらにグループⅢはこれに加えて計算方式が再変更となりさらに大幅な値上がり予定です。添加剤は6月から7月にかけ大幅値上げがありそうです。さらに添加剤はギアオイル用添加剤だけでなく他の添加剤も供給に黄信号がともっています ドラムやペール缶などの容器も上がります。ドラム缶は昨年1000円/本程度値上がりしましたが今年もさらに同程度あがりそうな感じです。

毎日原材料の値上げと原材料の確保に悩まされる今日この頃です。ただこんな暗い中でも新しい添加剤の開発と、新しいオイルの開発を進めています。5月末から順次新商品をリリースしますのでご期待くださいm(__)m

 

超マニア向けおまけ(多分読んでも誰もわからない…)

グループⅢが1月に大幅値上した理由は計算方式が「CIF」連動から「ICIS(アイシス)のグループⅠ50%+グループⅢ50%」連動になったためです。ICISとはシンガポール価格での国際取引価格です。7月からは「ICIS グループⅢ100%」連動になる予定です。これが「原油+為替」変動以外にさらに価格が上がる原因です。 

 

 

 

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